教育研究家の日記

教育研究家による備忘録

成長を実感させる

長縄大会を今年度企画した。

多くの学校で取り組んでいると思うが若い先生ほど熱が入り過ぎてしまう。

全校で1位をとるとか他のクラスには負けないというモチベーションは

火はつきやすいが継続しなかったり、勝てないとわかった時点でやる気がなくなったり、

勝ちたいと思っているのは先生だけだったりすることが往々にしてある。

 

逆に自分たちの最高記録を一歩ずつ着実に伸ばしていくという目標を設定した場合

火はなかなかつかないがじわじわとその火が大きくなり、じわじわと達成感を感じる

また、相手に左右されることなく自身の成長を喜べることは今の時代こそ大事にしたい点だと思う

 

今回、成果を焦らずひと月ごとに中間目標を立てて練習をした。

無理強いせず、みんなで縄跳びをすることをただただ楽しむことで徐々に記録も伸びた。

一つの教育スキルとしては自分たちの毎回の記録を折れ線グラフにして、成長グラフを視覚したこと

また、あえてグラフの縦軸の最大値を少なめに見積もり、成長グラフが最大値を飛び出るようにしたこと

などを行った。

少しずつできることを増やし、成長を実感するという体験を積み重ねていくとが教育では忘れてはいけない考えだと思う。