教育研究家の日記

教育研究家による備忘録

お楽しみ会でアクティブラーニング

お楽しみ会を学期末に行うクラスが多いと思う

お楽しみ会こそ主体的・対話的で深い学びができる

 

とるのであれば思い切って4時間、最低2時間とるとよいと思う。

ちょこちょこレクの時間をとるなら、その時間は学習に回し、どかんと時間を確保してあげるのだ

 

普段は厳しく、授業をきちんとする先生が学期末になると

「普段がんばっているから、今回は午前中全部お楽しみ会につかっていいぞ」

と言ってくれたら、メリハリがついてよい。太っ腹なリーダーが子どもたちは大好きだ。

 

また、1時間単位での計画だと、レクをして、出し物をして、など毎回に通ったものになってしまう。

もっと豪快に物事を考えられる子に育ってほしい。

4時間もあるといろいろなことができすぎて逆に悩むし、意見の調整力もつく

 

 

□過去はこんなことをやった□

 

〇お祭りをやりたい・・・屋台パーティー

〇みんなで歌を歌いたい・・・体育館を貸し切っての紅白歌合戦

〇逆に勉強したい・・・各自自分の得意分野で5分間の授業←遊びあきたのであろうか

 

 

□企画の話し合いのポイント□

 

〇めあてとテーマを最初に設定させる

〇話し合い中のポイント(司会は子ども、話し合いの視点はところどころきちんと介入する)

 1.まずは思いついたことを自由に出す(決して否定はしない)

 

 2.子どもの思考が枠にとらわれていたらそれを外す

 

 3.意見を絞る際は出た意見を消していくのではなく、出た意見で「これがいい!」というのを話し合う

 ※1「○○は反対です。わけは・・・」は言わないルールをつくる

 ※2初めのころは 「めあてにそったものか」という視点を与える

 

 4.「これがいい!」という意見がでなかったものは選択肢から外す

 ※3反対意見で消されるわけでないから、雰囲気もよい

 

 5.多数決ではなく、「これがいい!」という意見が一番出たものが第一候補。ここで反論を聞く

 

 6.多数決になった場合は一番「納得」した意見を選ぶ。

 ※4いいと思うものではなく、納得したものというのがポイントである

 

 7.各プログラムで責任者をしっかり決める

 

 8.詳細を全員で話し合うのは時間がかかるし、意見がまるくなるので、責任者が後日提案

 

 

お楽しみ会の企画・運営こそ主体的・対話的で深い学びのチャンス。

ただレクをして終わるのではもったいない